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2017/08/16

終戦記念日に観る 「ビルマの竪琴」。

久々に映画の話でもしましょうか。

昨日は8/15。

忘れてはいけません。

終戦記念日ですね。

この時期、どうしても観てしまう映画のジャンルはやっぱ太平洋戦争がらみの映画になってしまいますね。

といっても、もうほとんどというぐらい太平洋戦争を題材とした映画は観てしまっていると思われるのですがそんな中、少しテイストが違う映画あります。

原作がとても有名なので、皆さんもおそらくご存知のことと思います。

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1985年 市川 昆 監督作品 「ビルマの竪琴」です。

原作は、竹山道雄。

児童向けに書き下ろした小説だという話ですが、その物語は大人も戦争というものを真剣に考えざるを得ないような重厚な物語となっています。

私がこの原作に出会ったのは、中学生の時でした。

夏休みの宿題では定番となる読書感想文。

例によって夏休みは遊びすぎて勉強などしている訳も無く、夏休みもあと数日という頃、切羽詰り、読書感想文を書くための本を探していました。

すると兄が、

「ほらよ、これ読め。」

と新潮文庫の小説本を一冊 私に手渡しました。

タイトルは、

「ビルマの竪琴」

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もちろん私は「なんじゃこりゃ?」状態で本読みの開始でした。

そんな感じで読み始めたこの作品でしたが不思議な事に1ページ、また1ページと読み進めているうちに、私の人生で初とも言うべき意外な事が自らの身に起こっている事に気がつきました。

勉強などしたこともなく、増してや本など読んだこともないような私が、どんどんその物語の中に引き込まれていったのです。

私は頭が弱く、読むだけでは物語の内容がなかなか入ってこないので、登場する人物、景色、場面などを勝手に頭の中で映像化しながら読むようにしてその内容を理解するようにこの物語を読み上げました。

その数年後となる1985年、巨匠 市川 昆 監督によって製作された、中井貴一主演の映画、「ビルマの竪琴」が公開されたのです。

私は中学生の夏、本で読んだイメージと映画でのイメージがどれだけ近い物なのか、興味津々な感じで映画館へいきました。

するとどうでしょう、驚くことに映画の冒頭から私が思い描いていたビルマの景色、衣装、全体的な雰囲気がまさに私がイメージしていた通りに映像化されているではありませんか。

これには正直、自分もびっくりでした。

それからというもの、この映画は私の中で「珠玉の名作」という位置づけとなったのです。

そしてもう一つ、この映画で確かめたかったことがありました。

原作にも何度も登場する英国の童謡、「埴生(はにゅう)の宿」。

私自身、その曲のメロディを聴いたことが無かったので どんな歌なのかこの耳で聴いてみたかったというのがありました。

「埴生の宿」は、この映画のテーマ曲のようにもなっており、作品の中ではとても重要な場面で流れてきました。

この曲を聴くと今でも「じ~~ん」ときますね。

まさにイメージ通りの名曲でした。

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では、簡単にあらすじを。

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「ビルマの竪琴」

太平洋戦争末期、最も激しい陸上戦が繰り広げられたとも言われるビルマ戦線。

現地で、ある一小隊は、隊の仲間皆で合唱することを日課のようにしていた。

極地での歌は、兵隊達の精神的苦痛、肉体的苦痛をも癒していた。

娯楽など何もない戦場、隊の仲間達と合唱することが彼らにとってどれだけ心の励みになったことか・・・。

そんな頃、日本軍の戦況は悪化の一途を辿り、ついには無条件降伏となりその小隊もムドンの捕虜収容所に送還されることになった。

日本は戦争に負けた。

だが、その事実受け止められず、敗戦後も戦闘を続ける部隊があった。

「このままでは、彼らは無駄死にだ。」

戦い続ける小隊に降伏するよう説得を試みる提案を交戦国の英国軍に懇願した。

そしてその願いは了承され、その説得に一人の男が指名された。

彼の名は水島といった。

水島は竪琴の名人で、隊の合唱にあわせ伴奏を奏でていた。

水島は、戦闘を続ける部隊の隊長に直談判し、降伏を嘆願したが、受け入れられなかった。

そして、その戦闘に巻き込まれ重傷を負うが、現地の僧侶に助けられ一命を取り留めた。

傷もまだ癒えない状態でありながらも水島は、仲間のいるムドンの収容所に戻らなければならない。

ムドンへの長い道のりを水島は僧侶に化けて歩き続けた。

だがその道のりで水島は、とんでもない状況を目の当たりにしてしまう。

そこで水島が見たものとは・・・・。

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今年、終戦から72年を迎えました。

戦争を体験し、その現実を見てきた方々も高齢となりその人数も少なくなってきました。

戦争の忌々しい記憶は心の隅にしまい込み72年を生きてこられたのでしょう。

だがここ数年、その方々は、戦争について重い口を開き始めています。

きっと、平和となった今、日本が、いや世界が二度と同じ事を繰り返さないことを願い語り始めているのだと思います。

我々戦争を知らない世代は、先輩達のその話から決して耳を背けてはならないのです。

先輩達の話を聞き、それを後世に伝えていく義務があるのです。

綺麗事で平和を語っているだけでは、真の平和は訪れないのです。

夏休みも残り少なくなってきました。

今、読書感想文で困っている学生の君、もし読む本が見つからなければ、この「ビルマの竪琴」を読んでみて下さい。

そして何かを感じてみてください。

もしかしたら君にとって、 

忘れられない夏になるかもしれませんよ。

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